2時間で覚える梶谷絶対攻略マニュアル

アジア的なものを再考する 梶谷懐 太田出版ニホン ト チュウゴク ダツ キンダイ ノ ユウワク カジタニ,カイ 発行年月：2015年06月 ページ数：357p サイズ：単行本 ISBN：9784778314767 梶谷懐（カジタニカイ） 1970年、大阪府生まれ。

神戸大学経済学部教授。

神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了。

専門は現代中国経済論（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序論　「近代」の限界と暴力にどう向き合うか／第1章　烏坎村と重慶のあいだー「一般意志」と公共性をめぐる考察（東アジアにおける「公共性」と「一般意志」／烏坎村の事件と「民意」のゆくえ／「単一の権力をめぐる抗争「」と重慶事件）／第2章　左派と右派のあいだー毛沢東はなぜ死な（ね）ないのか（毛沢東はなぜ死な（ね）ないのか／毛沢東の遺産ー希望は「民間」にあり／日本の「左翼／右翼」とアジアー普遍性と相対性のはざまで）／第3章　「国家」と「民間」のあいだー国家資本主義・格差・イノベーション（中国は「国家資本主義」なのか？／「制度」から考える中国の経済発展／脆弱な財産権の下での「イノベーション」は可能か？／「国家資本主義」のしたでの格差問題）／第4章　日本と中国のあいだー「近代性」をめぐる考察（市民の直接行動と民主主義／市民的不服従と政府の説明責任／「アジア的なもの」をめぐる日本の言論空間） 日中の安全保障上の緊張と、いま復活しつつある脱近代の思想「アジア主義」は無縁でない！グローバル資本主義にかえて「脱近代による救済」を訴え、「八紘一宇」や「帝国の復権」が露出する時代に、社会の息苦しさの原因を「外部」に求めない思想と行動の探究。

現代中国経済研究の俊英が、日中・東アジアの現在と未来を語った渾身の論考。

本 人文・思想・社会 社会科学