ギフト対応THE TOOLS『 A-1 JACKET』のご紹介です!! 「アフリカのケープタウンという、地中海気候の温暖な地域に居た原種に近いシープ(羊)の皮を、ケープスキンと呼んでいます。
1920年代当時は原種に近く、食肉用や搾乳用に育てるなど、羊毛を取る目的ではない革質の丈夫なヘアシープが多く生息していました。
副産物として残った 皮には粗いシボのある部分も多く、結果的にしなやかさと荒々しさが共存するシープスキンとして使用されました。
しかしケープスキンは、現代ではウールシープ(羊毛を取るために飼育される、比較的寒い地域に生息する羊)とヘアシープを交配させ、羊毛も採れて食肉にも なるように品種改良したものしか存在しません。
このため、ファッション市場で言うケープレザーは、紳士、婦人物のブルゾンなどに使う表面を綺麗に加工したものになっています。
そこで、岡本博はA-1を精査し、当時のケープスキンに最も近い原皮を皮革工場から取り寄せました。
当時の鞣しのスペックに基づいた工程をベースに、経験 が生み出すアレンジを加え試験工程を繰り返しました。
少しの工程の違いにより、風合いが変わるため、適度な表面の凹凸の表現がうまくいかず、リブ(個体の血管や骨による皺)が出過ぎたりすることがあったもの の、数度の試験工程を経て当時のスペックに忠実に、染色の工程までたどり着きました。
当時の仕様書や文献ではA-1に使用するマテリアルはケープスキン(シープスキン)を採用しているとあります。
今回のプロジェクトに採用したケープスキン は、当時のケープスキンで作られたA-1に現時点で最も近い、非常に再現度の高いものです。
この革は、若干ヘアシープの血が混じったウールシープで、一般市場に流通している均一的な銀面のクロスブレッドとは異なり、革の表情にリブや皺など、野性 味を残しているのが特徴です。
この特徴をより際立たせるため 鞣しはベジタブルクロームのコンビネーションで、仕上げはクラシカルなテイストを出すよう水性顔料(セミアニリン)を採用しました。
モデル:田村(身長175cm、体重65kg)が38サイズを着 用 しています。
試着した感想:サイズ38でピッタリです。
ブーツ:スタッフ私物 ※画像はデジカメで撮影しています。
ブラウン管や液晶など見られ る環境によって色目が異なって見えますことをご了承ください。
TOJA-001 “ A-1 JACKET” 滑りのよいコットンサテンを裏地のために製織、シルケットをかけている。
マーブル 調のベークライトボタンは2ピースを合わせるという実物と同じ製法で製 造。
ボタン穴は糸切れを防止するため狸穴の仕様。
補強のため力ボタンも付属。
実物はアメリカのリース社のボタンホールミシンで開けた仕様であったため、同 じボタンホールミシンを使用するウエアハウスが担当。
TOJA-001 “ A-1 JACKET” 数種類の色で編んだ独特のミックスカラーとなっており、部位によってその編み方の 強度も変えている。
仕様では、幅はもちろん、運針数やコバを実物に忠実に、工程を検証しながら縫製。
サイズ表 表示サイズ 肩幅 身幅 着丈 袖丈 36S) 44cm前後 53cm前後 61cm前後 56cm前後 38(M) 45.5cm前後 55cm前後 63cm前後 57.5cm前後 40(L)L 47cm前後 57cm前後 65cm前後 59cm前後 背 中の部分を測っています。
測 り方によって若干前後します。
サイズは弊社ストックのうちの一枚を測っていますので、サイズは一枚一枚若 干ですが前後します。